「毎年家の周りに蜂の巣を作られてしまって困る…」

あなたはこんなお悩みをお持ちではないでしょうか?

毎年毎年家の周りを飛び交う蜂に怯えながら生活するのは怖いですよね。

 

特に小さな子供やお年寄りがいるご家庭の場合、いつ誤って刺されてしまうかも分からないため毎日気が気じゃないと思います。

このページではそんなあなたのために、「そもそも蜂の巣を作らせないためにはどうすればいいか?」という点について『長野蜂の巣駆除レスキュー隊』がご紹介していきます。

蜂の巣が作られてしまう原因とは?

まずは、何故蜂の巣を作られてしまうのか?という原因についてです。

これに関しては答えは非常にシンプルで「蜂の巣を作るのに適した環境が多いから」というのが結論です。

蜂は種類にもよりますが、雨風を凌ぎやすい閉鎖空間に巣を作る習性があります。(蜂の巣は水に弱く、強い雨風にさらされると壊れてしまうこともあります。)

「具体的にどんな場所に巣を作るの?」という方のために例を挙げると

  • 家の屋根裏
  • 家の軒下
  • 家の床下
  • 家の戸袋
  • 垣根や植え込みの中
  • 庭木の葉の中
  • 木の洞の中
  • 木の根元
  • 土の中

上記のような場所は蜂が好んで巣を作る場所です。

 

(実際に換気扇の中にびっしり巣が作られていた現場の様子)

 

(木の中にオオスズメバチの巣が作られていた現場の様子)

 

(単管パイプの中に作られた巣)

 

蜂の巣を作らせないためのポイントとは?

では、そうした場所に蜂の巣を作らせないためにはどんな対策をすればいいのでしょうか?次はその点についてご紹介していきます。

蜂の巣対策は4~5月が勝負!

まず蜂の巣対策を始める時期についてですが、蜂の巣対策は4~6月に実施しておくのがいいでしょう。

ミツバチなどは例外となりますが、多くの蜂は女王蜂のみが越冬し、その他の働き蜂は冬を越せずに死んでしまいます。

そして、春になると女王蜂は冬眠から覚め、最初はひとりきりの状態から新しい巣を作り始めるのです。(ミツバチなどの一部の例外を除き、同じ巣を使い続けるということはありません。)

そのため、春の段階でしっかりと蜂の巣対策を行い、巣を作らせないというのが重要になってきます。

また、最も刺傷被害が多いキイロスズメバチの場合、3月末頃から活動を開始します。それを考慮するなら3月末頃から蜂の巣対策を始めるのがいいでしょう。

その他、蜂の種類によって巣作りを始める期間は微妙に異なり、6~7月と遅い時期まで巣作りをする場合もあります。そのため、3~4月頃から始めた蜂の巣対策を7月頃まで継続するのがいいでしょう。

家の気になる部分には殺虫スプレーを散布!

それでは、次は実際にどんな対策をすればいいのかについてご紹介していきます。

まずは天井裏や軒下、床下など屋内で蜂の巣を作られやすい場所の対策についてです。

こうした場所には、蜂の寄せ付けない予防効果のある殺虫スプレーを散布しておくのがおすすめです。

 

殺虫スプレーは種類にもよりますが、およそ2週間ほど効果が持続します。定期的に散布して蜂の巣を作られるのを防ぎましょう。

また、スプレーを散布する際は予防したい場所が薬剤でしっかり濡れる程度、時間にして約5~10秒くらい噴射するのがいいでしょう。

ただし、雨が降った場合などは薬剤が流されてしまう可能性があるため、雨上がりにもう一度スプレーを噴射しておくのがおすすめです。

植物などが気になる場合は木酢液を使おう

殺虫スプレーは蜂の巣対策をする上で効果的な道具ですが、お庭などで花や農作物などを育てている場合、殺虫スプレーの薬剤によって枯れてしまったり、冷害などの悪影響が出る可能性もあります。

そうした影響が気になるという場合は、殺虫スプレーの代わりに木酢液を使用するのがいいでしょう。

 

木酢液は木材や炭を燃やした際に出る水蒸気や煙を冷却して作る液体で、焦げ臭くツンとした匂いが特徴です。

蜂は木酢液の匂いが嫌いなため、木酢液を使用することで巣作りを未然に防ぐことが可能です。

木酢液を使用する際は、ペットボトルに木酢液と水を1:1の割合で入れ、蓋を開けたものを巣が作られやすい場所に置いておくようにしましょう。(原液のままだと匂いがかなり強いので注意です。)

 

木酢液をスプレーボトルに入れて散布するという方法もありますが、匂いが残ってしまい、他の家具や洗濯物などに匂いが移ってしまう可能性があるのであまりおすすめ出来ません。

また、木酢液を入れたペットボトルが雨にさらされた場合、雨水によって薄まり、溢れてしまうこともあります。そうした場合は一度ペットボトルを空にし、再度木酢液と水を1:1の割合で混ぜたものを入れましょう。

その他、木酢液を購入する際は精製・蒸留された物はない純正の物を選ぶのがポイントです。

女王蜂を捕らえるトラップを仕掛ける

あらかじめ女王蜂を捕らえるためのトラップ(罠)を作成し、仕掛けておくというのも有効な手段です。

前述の通り、蜂の巣作りというのは最初は女王蜂1匹から始まります。つまり、その最初の1匹である女王蜂を捕まえてしまえば巣を作られてしまうのを防ぐことが出来るということです。

女王蜂を捕獲するトラップの作り方は非常に簡単!以下の通りです。

  • 2Lサイズの空のペットボトルを用意する
  • カッターを使い、ペットボトルに1cm×2cm程度の穴を2箇所空ける
  • ペットボトルの中に酒300ml、酢100ml、砂糖125gを入れて混ぜ、誘引剤を作る
  • 作ったものを家の周りの木などに紐で吊り下げる

 

注意点として、建物に近い場所の場合はトラップを仕掛けても引っかからない場合がありますので、お家から少し離れた庭木などに仕掛けるようにしましょう。

また、6月以降は巣作りが一段落している場合が多く、逆にペットボトルの中にある誘引剤の匂いに釣られて蜂がやってくる可能性があります。そのため、6月になったらトラップは外すようにしましょう。

防虫ネットで侵入を防ぐ

蜂が侵入しやすい場所や巣を作りやすい場所には、防虫ネットを設置しておくのがいいでしょう。

 

防虫ネットを設置しておくことで女王蜂の侵入を防ぎ、巣作りを未然に防ぐことが可能です。(ベランダや換気扇フードなどに設置するのがおすすめです。)

また、防虫ネットを購入する場合は女王蜂が通り抜け出来ないよう、網目が小さいものを選ぶのがいいでしょう。(網目1cm以下のものがおすすめです。)

 

ダミーの巣を作って先客がいるとアピールする

ダミーの蜂の巣を自作して吊るすことで、女王蜂に他の蜂が既に巣を作っていると思わせる方法もあります。

ダミーの巣の作り方は非常に簡単で

  • 新聞紙を何枚か使い、バスケットボールくらいの玉を作る
  • 作った玉の上にさらに新聞紙を被せて包み、上の部分を絞って紐で縛る
  • 巣が作られやすい場所にダミーの巣を吊るしておく

上記の手順だけでOKです!

 

ダミーの巣は確実に女王蜂を騙せるというわけではありませんが、ある程度の効果は期待出来る上に簡単に作成出来るというのがメリットです。

庭木を剪定・伐採する

先にもお伝えした通り、垣根や植え込み、庭木の葉の中、木の洞なども蜂が巣を作りやすい場所となっています。

 

手入れの行き届いていない庭木というのは葉が生い茂って密集しており、中は雨風を凌ぎやすい環境になるため蜂の巣を作られやすくなってしまいます。定期的に庭木を剪定して風通しを良くしておくのを忘れないようにしましょう。

また、お家の敷地内にお世話をしていない不要な庭木や枯れ木がある場合、伐採・抜根してしまうというのも1つの手段です。

 

特に木の洞や木の根元などは、蜂の中でも特に危険度が高いオオスズメバチが好んで巣を作る場所です。伐採しておくに越したことはないでしょう。

しっかりとした蜂の巣対策でお家の安全を守ろう!

 

蜂の巣対策スタートダッシュが肝心!女王蜂が冬眠から目覚める3~4月頃から始めておく必要があります。

「毎年巣を作られて怖い思いをしている…」という方は、ぜひここでご紹介した蜂の巣対策を実施してみてください!

また、長野蜂の巣駆除レスキュー隊では姉妹サイトにて庭木の剪定や伐採・抜根作業も行なっております。

「蜂の巣が作られそうな庭木があるんだけど、自分じゃ伐採は無理…」

「庭木の手入れをしたいんだけど、どうやればいいのか分からない…」

そんな方はぜひ、下記のリンクからご連絡ください!

 

姉妹サイト「長野草刈りレスキュー隊【公式サイト】」へ